フリバンセリン

女性用媚薬

フリバンセリンとは

フリバンセリンとは、女性の性的欲求低下障害に用いられる治療薬です。

もともとは抗うつ薬として開発されておりましたが、女性の性欲亢進作用が見られる事から女性向けの催淫剤に用いられるようになりました。

高血圧のお薬として開発されたバイアグラと同じ経緯ですので、フリバンセリンはしばしば女性版バイアグラとも呼ばれます。

フリバンセリンは主に閉経前の女性を対象に販売された女性向けの催淫剤です。

女性向けの催淫剤はサプリメントとして国内でも販売されておりますが、臨床試験によって効果が実証されている医薬品としては初の認可となります。

バイアグラが初めて世に出た当初は、熟年男性を中心に絶大な人気を博しました。

今度はフリバンセリンが世の女性達の間でセンセーションを巻き起こすかも知れません。

フリバンセリンの効果

フリバンセリンの効果は、脳内の神経伝達物質であるドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンのバランスを変化させて女性の性欲を促すというものです。

ドーパミンはいわゆる快楽物質と呼ばれるものであり、ドーパミンが多く分泌されると快感度や意欲が高まります。

また、ノルアドレナリンは血圧上昇という作用があるので、血流を促進します。

セロトニンは気分を落ち着ける鎮静作用をもった神経伝達物質ですが、フリバンセリンはこのセロトニン分泌を抑制します。

脳内でセロトニンを抑えながらドーパミンとノルアドレナリンを増やす事により、閉経前女性の性的欲求低下障害(HSDD)を改善します。

フリバンセリンの臨床試験を行った際、被験者の女性は「まるで電気のスイッチが入ったようだった」とフリバンセリンの効果について語っています。

バイアグラとの決定的な違いとして、フリバンセリンは脳内の物質に直接作用するというものです。

これによって女性はメンタル的な性欲促進作用を得られるので、性欲の衰えてしまった更年期前の女性に対して効果があるのです。

フリバンセリンの副作用

フリバンセリンの副作用としては主に眠気やめまい、吐き気などがあります。

これは抗うつ薬でも顕著に見られる副作用であり、脳内神経伝達物質のバランスが変わる事によって起こるものです。

この他にも、セロトニンが不足する事によって様々な症状が起こり得るので、服用するに際には過剰摂取を控えましょう。

こういった点においても、フリバンセリンはバイアグラと決定的に違うといえるでしょう。

臨床試験によればまれに失神や低血圧という重篤な副作用があらわれ、特にアルコールと併用すると発症のリスクが上がる事がわかっています。

フリバンセリンの通販

フリバンセリンは、2015年8月18日にFDAから国際認可されました。

現状において、通販その他の販売に関しては目下のところ未定となっております。

なお、FDAはフリバンセリンに認可に際して条件を提示しており、『同治療薬は、特別な訓練を受けた公認の医療専門家や薬局を通じてしか入手できない』としております。

アルコールとの併用が禁忌であるため、処方を躊躇する医師も出る事が予想されます。

果たしてこの条件を満たした上で通販による販売が可能であるかは不明ですが、まだまだ入手困難な薬となりそうです。